家づくりのこだわり
住まい手に長く愛されることを一番に考えます。
近年、家づくりではデザインとコストが重視されている傾向にありますが、改めて「住宅とはなにか?」と考えてみます。
そもそも家の形とは住まい手の趣味や家族構成、建てる土地の環境条件によって大きく変ります。しかし、それらは時間の経過なりに変化します。流行のみを追いかけた家は手入れもし難く、飽きられるのも早く、構造上の問題でリフォームにも多大なコストが掛かるのが実状ではないでしょうか。
「住まい手が本当に好きになれる家を一緒に造りましょう」から
正保の家づくりは始まります。
本当に好きな家、思いを込めた家なら、次世代に自信を持ってそれを残し、その思いも伝承出来るはずです。そうすれば次世代もその思いを残しつつ新しい環境に合わせた形を創造できるとともに、受け継いだ家への思いがよりいっそう強くなるのではないでしょうか。
住まい手のこういう思いがあれば、家を永年と残していけるのです。
それではまず、どんな家が本当に好きになれる家なのかを一緒に考えましょう。
まず、人任せの家では本当に好きになれません。どんな職人さんが自分の家を造っているか知っていますか?私は顔の見えない間柄で、大切な家づくりを任せたくはありません。商品化しつつある住宅産業の中、木の見えない家も悪いとは言いませんが、家を建てることは一生に一度の大事業です。
家づくりとはあくまで人が人の為に造るもので、環境に、人に、適した家づくりというものがあります。
人は自然に触れ合うことで癒しを求めます。地元の木や土などの素材を使うことで日常的に癒しを得ることができ、そこの環境の変化に適した役割を果たしてくれます。住まい手と地元の素材をよく知る職人達が共に考え協力し合い造り上げる。こういう家こそが後世に残せる家、長く愛される家づくりだと私は考えます。